愛媛県立とべ動物園で母・さくらの体調不良で人口保育で育ったクレイくん。
柵越しに母子をお見合いして様子をみてから、初めて放飼場で同居させたところ、さくらが仔の肩に噛みつく事故が起こったそうです。
⬇ 園のHP、以下抜粋
令和4年10月31日午前中、母親(さくら)との同居訓練中に、クレイが母親の攻撃を受け頚部(右肩側)に咬傷を負いました。
人工哺育のクレイは単独飼育していましたが、本来野生のライオンは母親を含む複数のメスと子供、少数のオスからなる群れで生活する動物であり、当園でも野生下と同様に群れでの飼育を実現する為、8月から計画的に檻越しのお見合いを繰り返すなど段階を踏みながら同居のタイミングを見ていました。
これまでの経過で母親から攻撃的な行動は見られず、檻越しに寄り添うような行動が見られていたことから、同居に踏み切りましたが、開始3分後にさくらがクレイの頚部に咬みつき筋肉の損傷と出血があり緊急措置を施しました。
現在、ライオン舎でクレイとさくらは別の部屋に分けて飼育管理をしています。クレイは落ち着いてエサを食べていて体を起こそうとしていますが、右前肢に麻痺があり、治療を継続しながら経過を観察しています。
園のお知らせを拝見すると、
クレイは落ち着いて餌を食べようとしていますが、肩の傷が響いている様子があり治れば良いな~と願っているところです🥺
何だか胸が痛む出来事です。
この事で私が思い出したのが、
おびひろ動物園で起きた、🦒の父・メープルが仔・ユメタにネッキングして転倒した事故でした。
少し説明しますと、メープルは幼くして両親(ムサシとリボン)を亡くし、一昨年にユルリが来帯するまでシマウマのリオが遊び相手で育った経緯がありました。そのせいか、ユルリとの同居初日にネッキング(攻撃)した事があり、園の方々も思い掛けない態度に驚いたそうです。
恐らく、本来は集団生活する🦒ですが不幸にも一人ぼっちで育った為、初めて見た仲間に警戒したのでしょうね。
その後は同居を通じて慣れてきて、本来の雄として自覚も芽生え、ユルリが6月にユメタを出産しました。
この時もメープルは仔を警戒して、飼育員さんが父子の間を取り持って、柵越しのお見合い、手から餌を食べれる様になり、放飼場での親子で同居デビューとなった。
奇しくも、クレイもユメタも似た様な経緯だと思いました。
この場合、動物の本能からなる行動で悪気はなくてもそうしてしまう事があると云う事。
おびZooでは、今まで広い放飼場で複数の個体を飼育していた過去があったそうですが、今回の出来事があり、遂に❗❗放飼場に柵を設置する工事を決定、更にキリン舎の建替え予算が計上されたと、公式ブログで発表しました~🎊
詳しくはアメバブログの【おびひろ動物園】をご覧下さいませ〜 ⬇
https://ameblo.jp/obihirozoo/entry-12767149252.html
https://ameblo.jp/obihirozoo/entry-12756611737.html
0 件のコメント:
コメントを投稿